豆知識

ダイハツの愛されキャラ「カクカクシカジカ」に注目!

ごく限られた短い時間で視聴者にインパクトを与えなければいけないコマーシャル。車メーカーダイハツでも、さまざまな趣向を凝らしたコマーシャルを放送しています。そんなダイハツのコマーシャルの中で、知名度のある俳優さんや女優さんに負けないくらいの存在感を放つキャラクター、カクカクシカジカを紹介します。

俳優さんにも負けない存在感?!

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出典:みんカラ

黒縁メガネをかけて、タートルネックのセーターを着た鹿でおなじみのダイハツムーブコンテのイメージキャラクター、カクカクシカジカ。CM初登場の時は「このカクカクした車のいいところはシカジカ。故にカクカクシカジカ…」というセリフで登場し、シニカル(皮肉っぽい)な物言いが特徴で、評論家という設定です。たくさんのシリーズが放送されてきましたが、第2弾のCMでは、「カッコイイ商品は大抵カッコイイ人が宣伝する。そしてこの車はカッコイイ。…あとは分かるね?」と言い放つその雰囲気から、ナルシストな一面が垣間見え、またその他のCMでは、カエルやウシの着ぐるみをきて踊って見せるなど、クールなキャラクターと見せかけてコミカルな一面を見せ楽しませてくれました。当初は
ムーブコンテのイメージキャラクターとして登場したはずが、その後、大初夢フェアやエコカー補助金キャンペーンのCMにも登場したり、ムーブコンテにはないシステムのスマートアシストのCMにも登場し、もはやムーブコンテのイメージキャラクターの枠を超えて、ダイハツのイメージキャラクターとしての活躍をしていると言ってよいでしょう。

実はめずらしいんです。

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出典:しるぼの独り言。。

最近ではダイハツのキャンペーンの度に登場し、すっかり有名になったカクカクシカジカですが、自動車のコマーシャルというと、知名度のある俳優さんや女優さんを起用したものが多く、ムーブコンテのようにキャラクターによるキャラクターだけでのプロモーションというのはめずらしいケースです。しかも、その枠を超えてダイハツのキャラクター=カクカクシカジカのようになったということは、出世をしたキャラクターと言えるでしょうか。日本でいちばん出世をした鹿、かもしれませんね。ちなみに、このカクカクシカジカの声を担当しているのは、俳優の生瀬勝久さんです。生瀬さんといえば、ドラマなどでコミカルな役を結構演じていますし、カクカクシカジカと同じ長身で、メガネのイメージありますから、ちょっとカクカクシカジカと似ているかも…と思ってしまいませんか?そして、生みの親は千葉県出身のイラストレーター・絵本作家の坂崎千春さんです。坂崎千春さんは、カクカクシカジカのほかにも、色々なキャラクターを手がけています。皆さんが知らずに目にしている、あるいは手にしている物もあると思います。

カクカクシカジカの兄弟分たち

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出典:NAVERまとめ

坂崎千春さんによって生み出されたキャラクターたち、いわばカクカクシカジカの兄弟分たちを少し紹介したいと思います。まず、千葉県のマスコットキャラクターのチーバ君です。最近ではバラエティ番組などでたまに見かけますね。真っ赤なボディがインパクト大のチーバ君は、横から見ると千葉県の形をしていて、いたずら好きで食いしん坊な一面があるキャラクターです。千葉県の地図を見た時に形が動物っぽいと気付いたのがヒントになって生まれました。次にJR東日本Suicaのペンギンです。Suicaのペンギンはほかのキャラクターたちとちょっと違います。何がというと、まず、キャラクターなのに名前がないのです。ペンギン以外の名前は特につけられていません。たくさんの人に利用されるものなので、名前をつけず、ただのペンギンの方が、使う人が愛着を持って使えるのではという考えから、特に名前をつけないことにしたのです。またこのペンギンは、元々坂崎さんの絵本の中に登場していたペンギンで、つまり、原作があるのです。原作があるキャラクターが、企業のキャラクターとなったのはめずらしいケースです。このほかにクウネル君やコスモ石油のALAちゃん、ネスレ日本のアカブタ親子、昭文社ことりっぷ海外版のぷうなども、坂崎さんが生み出したキャラクターたちですが、様々な場で活躍している兄弟分たちに負けないよう、カクカクシカジカにはこれからもまだまだ頑張ってほしいですね。

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