車種紹介
ダイハツの高級車「シャルマン」の魅力をもっと知りたい!
ダイハツといえば大衆的、リーズナブルで使いやすい自動車を販売している会社として有名ですよね。しかしながら中には高級路線のものもあって、シャルマンはそのひとつになっていて、その魅力を考えてみたいと思います。
リーズナブルな自動車を提供しています
ダイハツといえば庶民的、リーズナブルな自動車を提供している会社として昔から定評があります。トヨタの連結子会社で、技術力などもしっかりと反映されていますので性能に関しても申し分はありません。メインとして製造しているのは軽自動車になっていて、エコカー、低燃費車として有名なのは、みなさまもご存知のことだと思われます。
安全性や環境を重視していて、さらに機能や燃費も高性能となっていて、誰にでもおすすめとなっている製品をつくりだしています。そしてポイントとしては価格が手の届くものである、リーズナブルで庶民の味方というところにあります。『ミライース』『ムーブ』『タント』など、人気のラインナップを揃えていて、自動車にさほど興味を持っていない人も名前くらいは知っているものが多いですよね。
そしてダイハツといえば軽自動車、手軽で小回りが利くもの、そういったイメージがあるはずです。しかしながら中には高級路線で売り出しているものもあり、マニアックな路線となっているかもしれませんが、知っておきたい自動車があって、その中のひとつが『シャルマン』になります。
シャルマンをご存知でしょうか
ダイハツの『シャルマン』は実は今は製造されていなく、1987年に製造停止となって、幻の高級車という存在になっています。発売当時はフラグシップモデルでもあり、フラグシップとは販売するメーカーの商品群の中で象徴的な存在となる製品のことをいって、メーカーが技術の総力を注いで取り組んだものとなります。通常、そのメーカーの最高級品となっていて、シャルマンも当時はそういったポジションにある自動車でした。
シャルマンの特徴としてはエンジンや足回りを親会社のトヨタ自動車のカローラをベースにしていて、それよりも高級感を打ち出したことから、初代に関してはそこそこの売り上げがありました。しかしながらカローラが頻繁にモデルチェンジを行ったのに対して、シャルマンはそういったことを行わず、そのためモデルの末期には陳腐化してしまい、営業面を考えると成功したかどうかが不明瞭になってしまう車体となっています。
ちなみに社名の『シャルマン』とはフランス語で「素敵な」「魅力的な」という意味となっていて、実際のその通りに作られて、内容的には素晴らしいものとなっています。
シャルマンの魅力とは
シャルマンの魅力はなんといっても見た目の高級感にあって、ふくよかな面で構成されているスタイリングはゴージャスな印象を強めています。さらにヘッドランプはカローラの丸型2灯に対して、シャルマンは丸型4灯を採用していて、さらなる高級感をアピールしていました。特に初代はカローラとの差別化を図るために、よりゴージャスに見せる工夫をあちこちに凝らしていました。
ただし初代に関してはカローラの亜種という印象が強く、それほど強い魅力があるとは思えないものでした。シャルマンの魅力に関してはむしろ二代目にあって、ボディパネルもすべてオリジナルデザインとなって、さらに初代では平凡な印象であった内装も高級感あふれるものとモデルチェンジされました。これによって人気が出たのですが、販売当時は『小さな高級車』の需要が低く、残念ながら一般に浸透することには繋がりませんでした。
そして現在、足回りやエンジンの良さ、そして見た目のスタイルからマニアックな人気が出ていて、カルトカー中のカルトカーとしてD1選手権などでその名前が知られるようになっていて、その名が語り継がれて行っています。