ダイハツ情報

しっかり振り返ってみよう!ダイハツってどんなブランド?

ダイハツブランドと聞くと「トヨタの子会社」のイメージが強い方も大勢いるかもしれませんが、実は日本で最も歴史の長い量産車メーカーだと知る人は多くありません。名前の由来やブランド力などを振り返って、ダイハツの良さを改めて感じてみませんか?

ダイハツの名前と歴史について

conparno

出典:ダイハツ車の歴史

ダイハツの名前は1907年に大阪で発動機製造メーカーとして立ち上がり、後に乱立した発動機メーカーを区別する為に大阪の発動機を略してダイハツと呼んでいた事に由来します。1951年に正式にダイハツ工業株式会社に商号を変更し1967年にトヨタ自動車と業務提携を始めました。オート三輪で自動車業界に進出し「ミゼット」など多くの名車を輩出し、以降は主力となる軽自動車の製造に変換しています。軽自動車のイメージが強い企業ですが、ディーゼルエンジンで実績を残しており1960年代初めに小型トラッククラス初のディーゼルエンジン搭載を実現し、中~大型船舶向けのディーゼルエンジンも製造していたが分社化したダイハツディーゼルに移管して製造されています。海外進出も試みた事があったが部品調達を現地で行った際に品質が希望通りに達せず、ダイハツブランドを名乗り続ける事が不可能になった為に断念したと思われます。コーポレーションスローガンにもコンパクトカーへの拘りを感じさせる言葉が多く「ワンダフルスモール」「ワールドミニで未来を創る」などがあり「テーマは品質」など質への拘りも強く感じます。

ダイハツと言えば室内空間の広さ?

tanto13

出典:子育て世代のクルマ選び。

ダイハツは昔から品質に多大な信頼が寄せられており期待に応えるように拘ってきていますが、拘りは室内空間にも現れています。ライバル社よりも室内空間を広く設計する事に力を入れており、普通車からの乗り換えでも違和感がないので人気も非常に高いです。女性の顧客が多いのも特徴で、女性が好む機能や室内インテリアに拘っています。内装も可愛らしさがあるので、男性ユーザーにとって物足りなさがありますが男性にも満足してもらえるようなインテリアを備えた車種にも力を入れています。子育て世代に的を絞ったタントは機能性も充実しておりピラーレスを備えたミラクルオープンドアで今までの車の常識を打ち破って年間新車販売台数1位も獲得しています。タントの室内空間の広さには定評がありますが、広さだけでなく子供が腰掛ける時の動作なども無理がないように計算されている部分が人気の理由かもしれません。子育てに便利で使いやすいコンセプトの狙い通りで「ママに優しいタント」である事は間違いありません。2015年に発売されたタントのコンセプトは「しあわせ家族感動空間」でファミリー向けの機能を強化して更に室内空間を広げてあります。

企業としてのコンセプトは?

出典:車ライフ速報

2011年からの企業スローガンは「もっと軽に出来ること」が掲げられており、軽自動車としての可能性を広げる努力をしています。ミライースの「第3のエコカー」など軽自動車としての枠組みに囚われないコンセプトが有名です。しかし根底にある品質への拘りは強く感じ、電気自動車の開発は1965年から始められておりゴルフカートや遊園地のゴーカートなどで実用化されていますが、公道を走る電気自動車についても実証実験が行われています。海外での部品調達は品質管理の問題から行っておらず、日本国内での生産体制に拘っている事も揺ぎ無い信念を感じます。顧客満足度も非常に高くリピーターが多いのも特徴で、一度ダイハツブランドに乗ったら一生離れられないのかもしれませんね。また福祉車両の開発も進んでおり、車椅子のまま乗り入れ出来る軽自動車として福祉業界では人気が高く、ウェルカムシートなど充実した機能と普通車の福祉車両よりも安価になるので販売台数も鰻登りです。ブランド強化策としてアウトドアブランドとのコラボや着せ替えパーツがある車種などにも力を入れていますのでますますブランド力に磨きがかかるのではないでしょうか?

Posted in ダイハツ情報Comments Closed